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コーラの水割りに学ぶおすすめビジネス

よくカロリー何%オフや糖質制限なんて謳い文句をよく見る。中には新発売とか言いつつ中身を削減したりと改悪するお菓子業界も多い。こうしたちまちましたケチくさい作業を見ると思うのだ、もっと堂々と削ればいいのに、と。味をそのままに数%コスト削減に膨大な時間と苛立ちをつぎ込むくらいなら、いっそ薄味だけど量は同じなんて商品を作ればいいのである。

例えばコカ・コーラ。私はコーラを良く飲む。炭酸飲料もよく飲む。といってもコーラ自体の炭酸は私には少々きつい。きつけどコーラはもっとガブガブ飲みたい。そんなことから私はいつもコーラを薄めて飲んでいる。おおよそ水とコーラで半々くらいにして飲むのだが、この量が炭酸も甘みもほどよくガブガブ飲めるのである。おまけに半分に希薄するために量は2倍でお得だ。これが値段のためだけにやっているならケチくさいのだが、味も兼ねての事なのである。量は2倍になり、値段とカロリーは半分になるというまさに夢のような仕様である。しかしいちいち薄めるのも面倒なので、コーラ業界さんは半分の値段なりで半延べ水割りコーラを売り出して欲しい。きっとヒットする。

こういうコーラの水割りのように、半分にうすめても売れるというのはたくさんある。単純に一袋の量を半分に小分けして売るというのではない。味自体を落とすとか、薄めるとか、水や塩胡椒や素材の味などを活かすのだ。炭酸飲料を単純に水で薄めるとかもそうだが、食品やお菓子でもそういう事はできる。今の時代、よほど不味い食材というものは存在しない。薄味は薄味で存在するし、薄味が好みの人もいる。カロリーや糖尿病、値段などの理由で食べたいから選ぶ人もいるはずだ。B級品や訳あり品、不格好な品でも実用で問題なければ売れている。企業はもう少し大胆にカットしたビジネスに目を剥けるべきだ。

せせこましく詐欺じみたパッケージでごまかすよりも、最初から半分に薄めたから半分の値段です、というような商品をつくるべきなのだ。はっきりいって、飲料やお菓子に消費者はそこまで味を求めていない。大抵似たり寄ったりの出来であり、こいつは美味い!という用な品はそうはない。現代の基準は食べられる=美味しいである。とりあえず口寂しいから、なんか目についたから食べるのだ。不味い物を現代でつくるのは至難であり、質より量や値段の潜在市場を考えれば、なぜそういった商品が出回らないのか不思議である。実際に牛乳の水割のようなくっそ不味い商品だとしても、値段やカロリーが半分なら売れるのだ。

牛乳の水割りは不味い。けど、値段やカロリーが安いと謳えば売れる。買う人物も飲む本人だけではない。夫の愚痴掲示板のように、自分はよくても旦那には安いものを与える主婦は多い。そういう安く済ませたいという層も少なからずいる。中には不味いからいいとか、その薄味が好みというものもいるはずだ。味が一定、値段も一定の今では、逆にまずくて薄くて安いものは独占市場なのである。