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人を動かす、嫌われる勇気などから見る正社員とフリーター

ぶっちゃけ、色んな自己啓発やビジネスのベストセラーを読んできた。まぁ、大抵同じ事しか書いていない。大半は楽して好きなことしろ、熱中できるものを探せ、時間は金よりも大事、金に括るな。これらを読む度に思うのだ。ベストセラーの大御所達の意見では、正社員より圧倒的にフリーターを勧めていると。そんな内容が売れているご時世では、要するに、皆内心では正社員よりフリーターを望んでいるという事を。金と将来に取り憑かれた現代でこそ、今と自分を大事にしなければならないと私は思うのだ。

ほんと、読めば読むほどベストセラーの内容はフリーター万歳である。正社員という言葉にどれだけの人間性を捧げているかと思うと身の毛もよだつ思いだ。正社員で得られるのは、何時来るかわからない未来へのちょっとした安心のみ。年金も、転職への職歴も、ほんとにあるかないかわからないもしもの藁にすがっているのだ。億万長者はよく言っている。情熱がモテること、好きなことをやりなさいと。これを満たせる正社員がどれだけいるのだろう?ユダヤ人富豪は言っている、時間は金であると。好きでもない仕事にせいを出し、1年の殆どを拘束され、貴重な時間を消費する正社員で得るのは金だ。悩める人にカーネギーは言った。今日を全力で、今日だけの事を考えよと。今日の事を考えず、将来という正社員ばかり考えては悩んで当然だ。今日だけ生きるならフリーターでいい。

フリーターになると、将来に不安を覚える。この先生きていけるのかという不安だ。けど、それは正社員でも変わらない。正社員でも年金や解雇の危険もある。たとえ正社員でも、今日も働くのか、やこれが定年まで続くのか、という悩みに絶え間なく苛まれるのである。フリーターで将来について悩むのも、正社員で将来と仕事に悩むのも同じである。むしろ、正社員の方が自由の無さや責任の分辛いともいえる。働けども働けども我が暮らし楽にならざりぢっとハゲを見る。それって奴隷と何が違うんだろう。生きるための最低限で十分ではなかろうか?

まぁ、これは逃避も逃避である。結局働きたくねぇ、仕事やめたいと思う意気込みから自分に刷り込みをかけているのだ。大多数がおかしいと思いつつ、結局大多数が働いてるので抜け出す勇気がないのである。正論は正論だけに嫌われるけど、フリーター万歳!って正当性を名著から借りなければストレス発散もできないのだ。しかし、名著の内容が尽くフリーターなのも事実である。楽をしてフリーターになれば、もっと楽な未来が待っているなんてステキではないか。はっきり言うが、フリーターか正社員はどちらかしか選べない。フリーターの人の体験談で不幸なんて見るが、その人は同時に正社員をやっていたわけではない。結局隣の芝は青く、比べてもいない状態で不幸とはいえないのだ。フリーターで不幸だと思う人が、正社員だともっと不幸なんてよくあることである。

人は金が大好きだ。金こそ全てといってもいい。それは金が万能な交換券だからだ。しかし、金よりも万能な交換券を私は知っている。それは時間だ。正社員は、ちょっとした金と僅かな時間を貰う。そこに自由は無いし、時間が無いからそこから何かを交換することもできない。反面フリーターは僅かな金とかなりの時間を貰う。言ってしまえば、なんでも買える大量のお金を持っているのと同じである。正社員は職があるが貯金が無い。フリーターは職が無いが貯金が3億ある。金は時間で買える。けど金で時間は買えない。優位性なんて明らかだ。どっちが安心できるかなんて言うまでもないだろう。さぁ、好きなことをやるんだ。