小説も、リアルタイムで実況しながら書けば金になるのに

昨今、インターネットで実況が流行っている。ニコニコやYouTubeでは生放送という感じで、文字通りネットを介しながらリアルタイムの映像を送り届けるなどしている。こういったリアルタイムでの放送は、画面越しだが生の一体感を味わえたり、視聴者の反応を伺えるなどのメリットが有る。一人黙々とやるのはつまらない。けど誰かしら見てるなら、会話できるならやる気もでるし、自分ではわからない事に気づけるなんてこともある。完成した作品よりも、完成する過程が見たい人も大勢存在するのである。制作過程というのは、実は潜在マネーの宝庫なのだ。

制作動画では現在お絵かきなどが主流だ。本当に映画とかドラマとかなんでもいい。普段は見れないほんとの裏側というのを見てみたいと思う。この制作動画を生で見たいと私が思ったのが本である。私はやる夫スレとかをよく見る。やる夫スレではリアルタイムで物語がつくられ、さらに視聴者も会話しながら制作に参加している。中には安価やダイスなどで視聴者も参加できる作品もあり、視聴者によって展開がかわるなんてこともザラだ。視聴者同士で展開を予想するのも楽しい。そこでふと思ったのだ。やる夫スレでできてるんだし、リアルタイムで書き上げるのを放送したらいいのに、と。

特に本は議論する余地がとても多い。書いている作者はどんな事を考えているとか、どんな手順で書いてるとか。どんな展開はまずいとか、反応を見たりして修正することも可能だ。直接的に著者に問い合わせるのはめんどくさい。けど、製作中にワイワイ話しながらなら思わぬ裏話というものもあるはずである。書き上げる展開が面白ければ売上にも関わるし、宣伝にもなる。有名人の執筆作業とかも気になる人は多いハズ。これだけ小説が売れているのだ。１人や２人、気になる作者もいるのではなかろうか？反応を見ながら書くというのは、意外と癖になる金と味を占めているのである。