ブロガーもATMになる時代

ちょっと前に理想の男性像というコピペが流行った事がある。そのコピペが言うには、理想の男性とはお金を持ち、無口で、時間を守り、乱暴せず、休みの日は休み、ほんのり温かい。つまりATMこそ理想の男性なのだそうだ。実を言うとこれはブロガーにも当てはまる。沢山の情報を持っていて、無口で、時間を守り、乱暴せず、休みの日は休み、ほんのり温かい。読者にとって、ブログやブロガーはタダ同然の存在で、ひたすら都合のいい存在だけが人気と言われ求められているのである。

読者にとって、ブログとは自分のためになるかどうかでしか見ていない。ブロガーがいい人だとか、交流とかは一切考えていない。ブログは誰かが書いた記事なんて記憶になく、適当に生えてくる程度の認識なのだ。ブログをやるにはひたすらに奉仕する精神が必要で、お礼を求めてはいけないし続かない。ネットでは現代も真っ青のブラック奴隷社会なのである。それこそ得られるのは読者に奉仕しているという名誉だけ。これほど過酷な事があるだろうか？

そんなブラックブログ時代。人気者になるには２つの道がある。１つは先程言ったATMの道。無駄口叩かずにひたすら情報を吐き出す道。もう１つはそんなブラックブロガーをまとめる道である。ブログを書く人は誰だって認められたくて書いている。けど時代は都合のいい情報ばかりを求めていて、PV数くらいでしか自分の自尊心を満たせない。逆に言えば、完全な買い手市場なのだ。そこらじゅうに飢えたブロガーがゴロゴロしていて、何をするにも人手不足なんて事にはなりえない。

日本は異常な程に待ち受け社会である。告白するよりもされる方がずっと楽だと思っている。ほんのちょっとでも責任なんて負いたくない、そんな人ばかりなのだ。もし、一声かける勇気があるならば、怖いものなんて何もなくなるだろう。ナンパなんて、一度やったらなんてことないものである。ブログで声かけなんてどんなリスクがあるというのか。人気者になるのって、とっても簡単なのである。