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職歴社会は売れるゲームを見習うべき

現代社会はスペランカーである。一度道を踏み外せば、一度でも転んだら二度と起き上がれない死が待ち受けている。転職するにしても職歴の空白や勤続年数、年齢で尽く切り捨てられる。新卒カードという殆どがハズレクジの社会での一度きりの大博打でその後の人生が決まってしまうのだ。どれだけ努力しても、当たる会社が悪ければ一生棒に振るというクソゲーである。成功者は幸運がなければならない。

売れるゲームにはいくつか理由がある。運ゲーというものは尽く排除されている。中でも特筆すべきはリスポーン、再挑戦がすぐできるという所が良い。失敗してもすぐにコンティニューして即直前からチャレンジ!という配慮が良ゲーにはなされている。誰だってゲームは楽しんでもらうもので、開発者の俺ツエーをみたいわけじゃない。失敗したら1からやり直しとか、めんどくさい要素をやり直さなければならなかったらどうだろう?その時点でゲームを辞める人も多いんじゃないだろうか。そんなクソゲーをやるのが職歴社会の今である。

つらい、やめたいのに辞めれない。そんな理由は次の就職先が見つからないせい。職歴社会では転職も一大事だ。辞めるにも面倒な手順を踏まなければならず、再就職にはその手順を再度確認せねばならない。一度辞めたら次がないなんて風潮のせいで、会社を辞めるよりも先に人生を辞めてしまうのである。クソゲーである。少なくとも働きたい時に働け、やめたい時にすぐ辞めれる社会をつくるべきだ。辞めた事が次の会社に左右されないだけで、どれだけの人間が生存するというのか。

今でこそ職歴神話を保っているが、その内崩れ去る事になるだろう。既に介護や運送などの人手不足は深刻で、40代、50代での未経験者就職なんてのも珍しくない状態だ。この人手不足はどんどん色んな業界に広がるだろう。それはとても良いことだと思う。どの職も人の出入りが激しければ職歴なんて気にしない。気に入らないなら即辞めるでいい。本当に自分にあった職を選べばいいのだ。人間は失敗して学べるのに、一度の失敗も許されない社会なんておかしいじゃないか。