人工知能が人間を統べるって、無理じゃない?
近年、AIや人工知能という言葉をよく目にします。
古くはターミネーター、新しいのではAI将棋ソフト等。
あの仕事も何年後には機械にとってかわるなんて茶飯事です。
ですが、本当に人工知能が人間を越える事ができるのでしょうか?
例として、小説には天才的人物というものが多々登場します。
しかし、どれだけ天才設定を盛り込んだ所でこれは無意味。
なぜなら作者が設定に見合う天才ではないからです。
凡才の作者では、凡才で考える範囲の天才しか描けないのです。
これを人工知能に当てはめます。まず最初に人工知能を作るのは人間。
この時点で作者を越える知能を人工知能は得ることが出来ません。
どれだけ作者がすごい設定のAIを望んだ所で、作者を越える事は不可能です。
これは人工知能に人工知能を作らせても同じ現象になるでしょう。
筋肉などは、限界ギリギリの負荷をかけると次回に強度があがります。
しかし、こういった考え、頭の度合いは明確な判断が難しい。
天才性をIQで測ればいいのか発想ではかればいいのかわからないのです。
それでも結局のところ、天才かどうかを決めるのは凡才達です。
世界中の偉人、天才と呼ばれる人物のデータをまとめて組み込もう!
これも一見いいアイデアですが、ベースが人間な時点で論外です。
人間から学んだ時点で人間に似るのがオチでしょう。
そういう意味では、皆さんの想像する完璧なAIとは無理なのではとも思います。
そんな人工知能ですが、一番注目すべきは人間と同じく量産性だと思います。
人間を越えたAIは作れませんが、一流の人間と同等のAIは作れます。
既存の技術を工場機械化し、大量生産できることこそ機械なのです。
一流の人間一人よりも、二流の人間10人の方が世界は回るのです。
AIも、人間が想像できる範囲を飛び出る事は一生無いでしょう。