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数値で貴方を100嫌いな人の方が、50好きな人より貴方を好き?

今回は前回の「好きの反対は嫌いではなく無関心」という言葉を使います。

この言葉の意味で受け取ると、好きと嫌いは別々のエネルギーであり、無関心は0。

今までは好きと嫌いはどちらか一方しか存在できないという認識でした。

しかし、これでは好きな相手の嫌な所が目につく、という理屈が通りません。

結婚するくらい好きならば、どんな行為だって好きとして受け止めるはずですから。

 

このことから、好きと嫌いは無関心を0とした、隣会い棒グラフで業績を競いあうライバルのような関係と表す事ができます。

例えばその人を50嫌いなのに対し、60好きならば表向きはその人が大好きとなります。

逆に嫌いが61で好きの60を1でも上回れば、その時点でその人は大嫌いになるのです。

この好悪は互いに積み重なって消える事がありません。基本、人間は接する時間が長いほどその相手に好意を得ますが、実は接する時間が長いだけ嫌な面も見てしまいます。

自然、愛情の上限値はどんどん上昇するのですが、嫌いという上限もまた増えるのです。

 

俗に言うヤンデレですね。愛が深すぎて・・・というのは、高すぎる愛情値を嫌いな値がほんのちょっと上回ってしまったせいで起こるのです。

好きと嫌いの単体に分ければこういう事はおこらないのですが、隣合うため度々逆転は起こりうるのです。

百年の恋も冷めるとか、女性の生理とか、夫婦喧嘩とか。これらは好きと同時に高めあった嫌いがわずかに顔を出した結果起こるのです。

 

そんな好きと嫌いですが、無関心を感情値の0とする事でまた変わった見方ができます。

嫌いになるのもパワーがいります。ほんとの嫌いは無関心でありスルー。

そこに数値で図れるエネルギーは生まれません。嫌いは意味を除けば強い燃料です。

要するに、貴方を数値で50好きな人と、貴方を100嫌いな人とで比べた場合、貴方を嫌いな人のほうが、嫌いなのに好きな人より貴方にエネルギー、感心を持つという不可思議が起こるのです。

 

殺されるほど憎まれたい。それってそこそこ好かれるよりもとっても素敵な事なんです。