人体を切り分けるベストな比率は?
髪、歯、肌、肉、骨・・・これらは全て貴方の体です。
これら全てが貴方であり、どうあっても貴方の体の一部です。
まぁ当然ですが、そんな体について常々疑問に思っていることがあるのです。
1人の人間を2つに分けるなら、一体どこを斬ればいいのでしょう?
例えば爪です。爪を切った時、爪は貴方から離れます。
これは貴方の一部でした。この爪と貴方の体、どっちが主役かといえば体ですね。
爪は確かに貴方の一部でしたが、2つにわけて比べれば大きい体の方が本体です。
では、切る部分をどんどん増やしていった場合、どこまでが貴方なのでしょう?
指を切った時、指と残りの体では、体積の大きい方が貴方です。
腕を切った時、腕と残りの体では、体積のの大きい方が貴方です。
足を切っても同じでしょう、どんどん比率をあげていかねばなりません。
かといって、数字的には完全なる50%、半分にすれば判断にまようでしょう。
貴方を真っ二つにして、完全に公平な50%で切り分けた時、どちらが貴方?
爪や指などでは貴方の一部でした。明確にどちらが本体化はわかります。
ですが、50%に切り分けるとその判断ができません。「どちらも本体」になるのです。
これはいけません。どこからどこまでが、明確な主役でいられるのかわかりません。
頭と心臓はどうでしょう?頭だけと、心臓だけの2つの体に切り分けます。
この場合もどちらが本体といえるでしょう?どちらが貴方と言えるでしょう?
人によっては脳がある方だと言うかもしれません。心臓の方という人も居るでしょう。
とりあえず、頭と心臓が重要で、手足は案外無くても問題ないようです。
一体全体、どこからどこまでが人間といえる境目なんでしょう?
大まかな位置はわかります。境目も存在するはずです。
50%で切り分けてはダメ、おおよそ胴体と手足の7対3くらいがベター。
ですが数字的には真っ二つが公正です。ですが感覚では7対3が50%なのです。
なんだか頭がこんがらがってきました。
限界まで切らなければ死ぬという状態で、人間は自分の体をどこまで切ることができるんでしょう?あなたは限界まで切らなければ死ぬという状態で、どこまで切れますか?