INFP型の審美眼まとめ

美しい!役に立つ!を厳選まとめ

タダで見ることができる名画とタダで読めない本の妙

インターネットが普及した昨今、名だたる名画を無料で見ることができます。

ゴッホのひまわり、ピカソゲルニカ。どれもとんでもない価値の絵です。

そんな絵が、まるまるタダで見れてしまうのです。もちろん現物ではありません。

しかし、どんな絵か見ることができるのです。これって何か変ではありませんか?

 

本ならこうはいきません。本自体を所有するのに料金がかかるのは当然です。

しかし、中身を見るだけならタダ。それって変ですよね?でも絵ではそれが普通です。

現物を持っていなくても、本で言う中身をそっくりそのまま見ることができるのです。

本が外装を見るだけでタダならわかります。けど絵は外装が中身でタダなのです。

 

なんでこんな事になっているのでしょう?絵だってカバーをかけて見れないのが普通では?

そんな本と絵の違いは、まとめているかどうか。これにつきます。

絵は見れます。タダで見れます。それはまとめられいる塊だからです。

タダの絵を価値ある本と同じにするには、その絵について解説という手間を設けるのです。

どんな絵の具、どんな技法、書いた人物はこんな人で・・・。

 

この手間を本にすればお金がとれます。絵自体は誰でも見れて、そこにあるのにです。

見ればわかる事をわざわざ解説してお金を取る。この手法は多くの事にあてはまります。

大型量販店のコストコは安いです。まとめられたものを解体する手間賃を省くために。

転売だって、輸入だって、まとめられた塊をほぐす手間でお金を取っているのです。

 

面白いことは、まとめられた物自体はタダな事が多いという事。

絵が無料で見れてその絵の解説にお金がかかるように、手間賃の方が儲けます。

大本よりも、ちょっとしためんどくささ。これこそ大儲けできるポイントです。

人がやりたくない仕事、面倒な仕事をやりましょうというのはこういう事なのです。

人のために頑張れば大成功というのも、人助けのちょっとした手間の方が稼げるからです。