イラスト戦国時代 本当につまらない絵とは？

絵。日本人の半数はのめり込んだ事があるという絵。

pixivなどの大手イラスト投稿サイトでは、日夜激戦が行われている。

保存画像２０ギガバイト、ランキング嘗め尽くした私の考える下手な絵とは？

絵には沢山種類があります。つまらない絵、下手な絵、上手な絵。

そんな絵の判断基準。日本においては「如何に正確に描くか」です。

抽象画、印象画、これらのぼやけた空想画は全く評価されません。

自由を如何に削り、如何に正確に描くか。それが日本の絵における全てなのです。

この手の表現は他の分野でも多々言われている事でもあります。

ただ楽譜通りに演奏し、個性に乏しい日本人ピアニスト。

ピアニストからすれば、きちんと演奏しているのにどうしろと思うでしょう。

これらは全て日本の教育の賜物です。足並み揃えて、出る杭は打つ。

日本は足切りを出さない事には定評がありますが、天才を育てるのには向いてません。

その結果が似たり寄ったり、個人の独創ではなく誰でも突き詰めれる技術崇拝なのです。

そんな日本で有名になるには、ひたすら技術を極めるのが一番です。

超一流の絵師にはなれません。ですが代わりの居る一流の絵師にはなれます。

技術には独創はいりません。長い時間をかければ誰でも積み上げる事ができます。

ある意味これは楽な生き方です。発想と違い、誰でも挑戦する権利があるのですから。

今が旬のアニメや漫画のキャラクターを沢山描く。これであなたも有名絵師です。

有名絵師には名声がついて回ります。この名声はとても厄介なもの。

絵を投稿して初めに思うことは、誰かに見てもらいたい、評価してほしい。

絵を書いた人ならまずはじめに思い、閲覧数に悩む時代が必ずあります。

旬を選べば人気者。目先につられてあなたは上手くてつまらない絵師になります。

面白い絵は売れない。つまらない絵が売れる。なんだか矛盾していますね。

そしてつまらない絵。これも案外いいものです。つまらない絵は人気です。

人気だと沢山褒めてもらえます。つまらない絵を選ぶ人は沢山います。

人間は沢山いると安心できる生き物です。安心できて、褒めてくれる。

まるで公務員のように感じませんか？つまらない絵、案外悪くないですね！

日本人であり、日本で絵を描く限りこのつまらない絵が無くなる事はないでしょう。

他の分野でも同じです。些細な賞賛と大多数という安定、誰でもできる安心。

歴史の偉人達は尽くが他と違うこと、頭おかしいと思われる事をなしてきました。

その結果が偉人という名誉ですが、それは本当に楽しい人生だったのでしょうか？

エジソンが１万回挑戦しても電球が発明できなければ？一生狂人扱いです。

一生つまらない人生を選んだら、一生安定した人生を、安寧を得ることが出来ます。

０か１００かのエジソンと、５０の安定人生。あなたはどっちを望みますか？